作家のリーッタ・ヤロネンが素敵な写真を送ってくれました。リーッタは『木の音をきく』と『オーロラの雪』の作者です。

紀子様には、個人的にフィンランドで児童文学の作家や挿絵家にお会いになりたいというご希望があったそうです。7月4日、ヘルシンキの新しい図書館Oodiで、それが実現しました。

その時の印象をリーッタが伝えてくれました。
「紀子様は、『木の音をきく』の日本語版を読んで感動してくださったそうで、私がその三部作について説明すると、じっと聞いていらっしゃいました。文学にご理解があり、人間的にとても暖かい方だと思いました。作家である私にとって、紀子様にお目にかかり、お話ができたのは、決して忘れることのできない本当に貴重な経験です」

『木の音をきく』と『オーロラの雪』の絵を描いたクリスティーナ・ロウヒも同席していました。最後に、紀子様が作家と挿絵家全員にやさしくハグしてくださったそうです。

フィンランド人と日本人が文学を通して理解しあえることを、訳者として、私も大変うれしく思います。

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