著書・訳書
著書
『フィンランド語は猫の言葉』
文化出版局 1981年
講談社文庫 1995年
猫の言葉社 2008年 新装版
講談社電子書籍及びオンデマンド
点訳は日本点字図書館所蔵
「ニーン、ニーン」という相槌が猫の言葉に聞こえるフィンランド語を、悪戦苦闘して学んだヘルシンキ大学の日々。マイナス30度の寒さに耐え、サウナでびっくりするような経験もし、ジャガイモ攻めにあってもくじけなかったのは、いろいろな出会いがあったから・・・。
抱腹絶倒フィンランド留学体験記
『サンタさん、分析します。』
文化出版局 1982年
サンタやクリスマスに関わるあらゆる事柄を、歴史を紐解いて分析します。なぜサンタがフィンランドのコルヴァトゥントゥリに住んでいるのか、小人たちといっしょなのか・・・。フィンランドのクリスマスについて、料理、飾り、習慣など、さまざまなことがわかります。
『サンタクロースの秘密』
講談社文庫 1996年
講談社電子書籍及びオンデマンド
『サンタさん、分析します。』の文庫版
『注文の多い翻訳家』
筑摩書房 1987年
フィンランドについての著述や翻訳など、留学後の仕事について回想します。とうとう作者にあれこれ注文をつける翻訳家に・・・。7年ぶりのヘルシンキでは、公務員の長いストライキやチェルノブイリ原発事故など、「もう、フィンランドなんて、嫌いになりそう」なことまで経験した孤軍奮闘記。
共著
『女の仕事』
文藝春秋 1984年
『妖精の国のクリスマス』
篠崎書林 1989年
『ロシア・フィンランド・ノルウェイ 木の家 ログハウス紀行』
建築資料研究社 1990年
『フィンランドの神の風光 北欧の聖美術』
聖文舎 1991年
『北欧からのおくりもの 子どもの本のあゆみ』(北欧展・図録)
国立国会図書館国際子ども図書館 2006年
訳書
『フィンランドのこびとたち トントゥ』
文化出版局 1982年
トントゥは人間の姿をした妖精です。家の守り神でもあり、水車小屋、馬小屋、牛小屋、サウナなどにも住んでいました。音楽好き、働き者、おこりっぽいトントゥ、ステキなドレスをもらったら働かなくなったトントゥなど、楽しいお話14話を収録。
『サンタクロースと小人たち』
偕成社 1982年
フィンランドに住んでいるサンタ夫妻と小人たちの一年間の生活がよくわかる本。プレゼント配りから帰り、サウナに入って疲れをとると、サンタ村では自分達のクリスマスを祝います。マウリ・クンナスの代表作。
『ゆかいなスポーツ大百科』
サンリオ 1985年
ワンワン谷の愉快な仲間たちが、さまざまなスポーツを楽しんでいます。見ているうちに、いろいろなスポーツのルールがわかるようになる、まさに『スポーツ大百科』!
『ナイトブック 夜、おきていたら』
偕成社 1985年
子供たちが眠っている夜、いろいろなことをしている人たちがいます。天体観測、朝刊の印刷、トラックの長距離輸送、燈台守やガードマンの仕事・・・。消防署や病院は、夜も眠りません。それから、おばけや泥棒さんも大活躍!?
『ひゃー おばけがいっぱい!』
偕成社 1986年
おばけ、雪男、魔女、ミイラ、ドラキュラなど、怖い仲間が大集合。しかし、どれも人間的な温かみのある存在に描かれているので、子供たちが親近感を持って楽しめます。
『サンタさんへ12のプレゼント!』
偕成社 1988年
クリスマスまで、あと12日。小人の坊やビッレ君は、毎日サンタさんにプレゼントをしようと思いつきます。ビッレ君が考えた12のプレゼント。サンタさんはどんなプレゼントを喜ぶのでしょうか?
『3001年宇宙大ぼうけん』
偕成社 1990年
3001年には宇宙への遠足が実現! 動物学園小学校の生徒たちが惑星めぐりを楽しみます。途中で、ブラックホールにお弁当が吸い込まれますが、無事、美しい地球にもどれて感激! 天文学に親しみがわき、広大な宇宙への夢が膨らみます。
『やったね! 大スクープ!!』
偕成社 1991年
新聞記者やカメラマンの取材の苦心から、紙面のレイアウト、記事の手直しなど、新聞作りの全てがわかりやすくユーモラスに描かれています。付録に、面白い『ビーグル新聞』がついています。
『げんきだね! ドラキュラおじいちゃん』
偕成社 1992年
吸血鬼の名門ドラキュラ家のおじいちゃんは、伝統を守ろうと元気いっぱい頑張っています。趣味は、夜、町の人たちを怖がらせることですが、やることなすことドジばかり。ユーモラスなこわ〜いお話。
『サンタクロースとまほうのたいこ』
偕成社 1996年
クリスマスの準備で大忙しのサンタ村に不可解な手紙が届き、妙な太鼓の音とともに、おかしな事件が次々に発生! どの手紙も大切にする心優しいサンタは、風邪にもめげず、必死で事件の解決に励みます。
『大時計のおばけたち』
偕成社 1997年
ケラケラホテルの女主人が競り市で古い大時計を手に入れた翌日から、ホテルの中で不思議なことが次々に起こるようになりました。どうやら、大時計に関係がありそう・・・!? ハンカチのようなかわいいおばけがたくさん登場する愉快なミステリー。
『わすれられないクリスマス』
猫の言葉社 2008年
社長の一人息子オンニの家には、プレゼントが山ほどあるので、サンタが来ても追い返す始末。何をもらっても無感動のオンニでしたが、今年のクリスマスは大違い。「このプレゼント、最高だね!」と、にっこりしました。
『地平線のかなたまで』
CBSソニー出版 1982年
せっかく兄弟全員がピョンピョン学院に合格したというのに、子うさぎ君だけ速く走れるようになりません。後ろ足に障害があったのです。でも、人一倍強い前足のお蔭で、木に登ったり、亀と仲良くなったり・・・。フィンランドで障害者年に出版され、大きな反響を呼んだ、心温まる本。
『シベリウスの生涯』
筑摩書房 1986年
民族独自の文化に目覚めたナショナルロマン主義の時代に生を受けたシベリウス。フィンランド独立のシンボルとなり、7つの交響曲を生む大作曲家になるまでの全生涯が、貴重な写真とともに紹介されています。創造的意志と苦悩に満ちた作曲家像だけでなく、家庭の父親、社交界の紳士といった面についても書かれています。
『サンタと小人の国のお話集』
偕成社 1988年
サンタの国では、いろいろな事件が起こります。新式のテレビ望遠鏡がそなえられたり、クリスマスに嫌気がさした小人がいたり、子供たちからサンタに相談事の電話がかかってきたり・・・。長年読みつがれてきた楽しさいっぱいの6話を収録。
『子うさぎヌップのふわふわふとん』
あかね書房 2000年
子うさぎヌップの家のそばに、きつねの家族が引っ越してきたから、さあ大変。外出を禁じられましたが、ヌップはつまらなくなり、そっと外出。野原で、隣人のきつねの少年と出会い、友達になります。二人の両親は心配しますが、そのうち家族ぐるみで仲良しに・・・
『タトゥとパトゥのへんてこマシン』
偕成社 2007年
天才子供発明家タトゥとパトゥが考案した14のへんてこ発明品。「全自動お目覚め機」や「人ごみライフジャケット」のような実用的な(?)ものから、「水たまりマシン」や「風景ドーム」などの面白い遊びまで、大人が見ても楽しめます。
『ヌンヌ』
あすなろ書房 2009年
眠る人のお手伝いさんヌンヌ、起きる人のお手伝いさんホップ、そして、ちょぴりへそまがりのモックが、大活躍します。三人とも、あちこちで引っ張りだこ。さ〜て、今日は、誰のお手伝いに行くのでしょう。
『カイサのふうせんガム大さくせん』
猫の言葉社 2009年
カイサちゃんは、いたずらが大好きな女の子。「おてんばマスター」になりたいから、すごいことを考えました。風船ガム大作戦。風船ガムを218個使って、おいしいアップルパイを手に入れます。いったい、どうするのでしょうか。
編集・翻訳
Form Function Finland
日本語版特別号
『フィンランドのデザインと視覚芸術』
Suomen taideteollisuusyhdistys 1987年