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「タトゥとパトゥのへんてこドリーム」

2016.7.22

フィンランドで大人気のへんてこ兄弟タトゥとパトゥの絵本です。
題して「タトゥとパトゥのへんてこドリーム」。

タトゥとパトゥは、不思議なものを見つけると、なんでも研究してみたくなります。
いとこの女の子サトゥが泊まりに来るので、二人は、夢や眠ることについて、なんでもかんでも知りたくなりました。

寝るときのおもちゃは?
どんなねまきがいい?
眠れないときは?
夢っていったい何?

そこで、タトゥとパトゥは、夢と眠りについて、とことん調べました。

サトゥの寝る準備ができると、タトゥとパトゥは読み聞かせをすることにします。
二人が研究してまとめた「へんてこドリーム・ガイドブック」を持ってきました。
どんなことが書いてあるか、目次をご紹介しましょう。

★ ねるときにぴったりのぬいぐるみの解剖学
★ ねるときのおもちゃ ―世界の町から―
★ ねるときのおもちゃの数 ―ひとつのベッドにおもちゃはいくつ必要か―
★ ねるときに必要なもの ―ねまきキットを組みたててみよう!―
★ ベッドを買うときの注意点 ―いんちきなベッド売りの見ぬき方―
★ もう ねる? それとも 起きている?
★ 正しいねかせ方
★ ねむれなかった王子のお話
★ 夜の行動
★ 夢の中で・・・夢の中で・・・

作者のアイノ・ハブカイネン(左)とサミ・トイボネン(右)です。この二人が生み出したタトゥとパトゥは、フィンランドですっかり市民権を得ました。
子供たちはもちろんのこと、最初はシュールすぎて馴染めなかった大人たちも、最近はタトゥとパトゥの活躍に期待しています。
(確かに、頭が柔軟でないと、ついていけないところもありますが・・・)

日本では、夏休みというと、親子で悩むのが自由研究です。
なんでも研究してみたくなるタトゥとパトゥは、「夢と眠り」をとことん研究しました。
ちょっとへんてこなのはご愛嬌。「徹底的に研究」ということろに意味があります ! !
こういう面白い本を参考に(!?)、親子で自由研究の計画を練るのも楽しいかもしれません。

「タトゥとパトゥのへんてこアルバイト」もお薦めです。
タトゥとパトゥが12の職業を実際に体験してみます。

パン職人、美容師、新聞記者、看護師、機械工、事務員、農家の手伝い、
清掃員、大工、小学校の先生、音楽家、消防士

はたして、二人がどんなへんてこなことになるか、ご家族揃ってお楽しみください。

タトゥとパトゥは「実行する人」だけでなく、「思索する人」でもあります。
「どうして仕事をするの?」というテーマにも、いろいろな角度から取り組みます。
なかなか頼もしい兄弟ですよ!

(この記事の文章および画像を無断で使用することを禁じます。(C)猫の言葉社)

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